Switch 2版『スターフォックス』レビュー解禁、Metacriticで82点の高評価を獲得し本日発売へ

2026年6月26日 01:08

Nintendo Switch 2向けに開発された『スターフォックス』リメイク版のレビューが解禁され、レビュー集計サイト「Metacritic」で82点という高評価を獲得した。本作は任天堂とVelan Studiosが『スターフォックス64』をゼロから再構築したもので、現地時間2026年6月25日の深夜に発売される。グラフィックスの大幅な進化や、Joy-Con 2の光学センサーを用いた新たな操作方法などが注目を集めている。

■ビジュアルはシリーズ最高峰へ、Switch 2の性能を実証

Nintendo Switch 2向け『スターフォックス』のレビュー制限が解除され、メディア各社から高い評価が寄せられている。任天堂とVelan Studiosが『スターフォックス64』をゼロから再構築した本作は、レビュー集計サイト「Metacritic」において25のレビューに基づき82点を記録。これは33年に及ぶシリーズの歴史において、オリジナル版『スターフォックス64』の88点に次ぐ2番目に高いスコアである。また、別の集計サイト「OpenCritic」では84点を記録している。

多くのレビュアーが本作のビジュアル表現を絶賛しており、Switch 2のハードウェア性能を示すショーケースになっていると指摘している。海外メディアのNintendo Insiderは「Switch 2の実力を真に示す、任天堂パブリッシング初のタイトル」と評価し、Gamereactorは9/10のスコアを付け「任天堂史上最高のリメイク作」と称した。GamesRadarは4/5の評価で、N64では不可能だった緻密なディテールで宇宙戦などが再構築されていると報じている。IGNは8/10のスコアを付け、Logan Plant氏は「大幅に拡張され、驚くほど映画的なリテラ(Lylat)戦争の再構成」と表現した。

■独自エンジン「VIPER」が実現する60fpsとシームレスな演出

開発を担当したVelan Studiosは、自社開発の独自エンジン「VIPER」(主にC言語で記述)を採用した。このエンジンは過去に『Knockout City』や『マリオカート ライブ ホームサーキット』でも使用されているが、本作ではドックモード時に60fpsでの動作を実現している。オリジナル版の15〜20fps、3DSリメイク版の30fpsから大幅な向上となる。さらに、カットシーンもリアルタイムでレンダリングされるため、ゲームプレイとカットシーンの境界がなくなっている。

WCCFtechのレビューによると、本作はドックモード時に約1440pで動作しており、Switch 2のハードウェアによるアップスケーリング技術が活用されている可能性が高いという。オリジナル版のキャラクターデザインを手がけた今村孝矢氏も、N64版からのグラフィックの進化に驚きを示している。

■リメイク版における追加要素とマルチプレイ

ビジュアルの刷新に加え、ゲームシステムも拡張されている。ステージ間のブリーフィングはフルボイスのカットシーンとなり、オーケストラによるBGMが流れる。キャラクターの個性も掘り下げられ、フォックス・マクラウドはならず者の傭兵らしく、ファルコとの関係はライバル意識が強調され、スリッピーの技術者としての能力が前面に出されている。また、世界観やキャラクターの背景を学べる「ホロビューアー(Holoviewer)」機能も追加された。

本編はオリジナル版と同様に、全15ステージからなる分岐型のキャンペーンを採用しており、1回のプレイは約2時間だが高い再プレイ性を備えている。さらに、特定の目標に挑む「チャレンジモード」や、4対4のオンライン対戦ができる「バトルモード」が新たに搭載された。なお、バトルモードのプレイにはNintendo Switch Onlineへの加入が必要となる。

■Joy-Con 2の光学センサーを活用した「マウスエイム」

本作で最も技術的に特徴的な新機能が、Joy-Con 2に搭載された光学センサーを利用する「マウスエイム(Mouse Targeting)」である。Joy-Con 2を机などの平らな場所に置き、マウスのように滑らせることで、画面上の照準を直感的に操作できる。

アナログスティックによる操作とは異なり、物理的な移動量がそのまま照準の移動量に反映されるため、PCのシューティングゲームに近い精密な操作が可能になるとされる。ただし、この機能に対するレビュアーの評価は分かれている。一部ではレールシューターに最適と評価される一方、CGMagazineは一人称視点に強制される点や操作の複雑さを懸念点として挙げている。この機能はキャンペーンとチャレンジモードでのみ使用可能で、反射のない平らな面が必要となる。

■オリジナル版の忠実な再現ゆえの限界

一方で、本作の限界は「『スターフォックス64』の忠実なリメイクであること」そのものにあると多くのレビュアーが指摘している。ステージ構成やストーリー展開はオリジナル版をそのまま踏襲しているため、新鮮味に欠ける部分もある。Game Informer(8.25/10)は、本作が素晴らしい出来栄えであるからこそ、完全新作の登場が待ち望まれると指摘した。VGCは、再録されたボイスによる雰囲気の変化や、ボス戦での手応えのなさを懸念点として挙げている。

本作は、ダウンロード版が49.99ドル(約8,100円、1ドル=162円換算)、パッケージ版が59.99ドル(約9,700円、1ドル=162円換算)で発売される。また、チュートリアルと「メテオ」ステージをプレイできる無料体験版がNintendo eShopで配信されており、セーブデータは製品版に引き継ぐことが可能だ。

■注目ポイントQ&A

●スターフォックス64をプレイ済みでも楽しめますか?

新しいステージや完全新規のストーリーはありませんが、60fps動作、フルボイスのカットシーン、オーケストラ音源、Joy-Con 2によるマウス操作、オンライン対戦など、グラフィックとシステム面が大幅に進化しているため、決定版として楽しむことができます。

●Metacriticでの評価はどのくらいですか?

Metacriticでのメタスコアは82点、OpenCriticでは84点となっています。IGNが8/10、Game Informerが8.25/10、Gamereactorが9/10など、多くのメディアから高い評価を得ています。

●Joy-Con 2のマウスモードとはどのような機能ですか?

コントローラーに内蔵された光学センサーを使い、机の上などで滑らせることでPCのマウスのように直感的に照準を操作できる機能です。キャンペーンとチャレンジモードでのみ使用可能で、光を反射しやすいガラスの机などでは正しく動作しない場合があります。

●プレイするのにNintendo Switch Onlineへの加入は必要ですか?

1人用のキャンペーンモードやチャレンジモードは加入不要ですが、4対4のオンライン対戦を行う「バトルモード」をプレイするには加入が必要です。

元記事: Star Fox Switch 2 Reviews: Franchise Scores 82 on Metacritic, Launches Tonight

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