マクセル、JAXAと全固体電池の共同研究を開始
2026年6月5日 07:35
■100℃以上でも高い安全性を維持、温度管理設備の最小化めざす
マクセル<6810>(東証プライム)は6月4日、JAXAの「JAXA宇宙技術実証加速プログラム(JAXA-STEPS)」において、「宇宙機ミッションを最大化する高耐熱全固体電池の開発実証」をテーマとする提案が選定され、JAXAと共同研究を開始すると発表した。
同研究では、人工衛星への搭載を想定した全固体電池の実証を行う。従来の液系リチウムイオン電池は、60℃程度を超える高温環境で寿命低下が進み、100℃超では破損や発火のリスクがあるため、特殊な温度管理設備が必要となり、機体重量や設計自由度の制約となっていた。
マクセルは、100℃以上でも高い安全性を維持できる全固体電池の開発を進めてきた。同共同研究では、従来のリチウムイオン電池同等のエネルギー密度に加え、宇宙環境の広い温度範囲で安定した出力特性と長寿命特性の確立をめざす。温度管理設備を最小限に抑え、小型衛星の機体全体の軽量化と設計自由度の向上の両立につなげる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)