欧米為替見通し: ドル・円は伸び悩みか、160円台は介入警戒で上値が重い
2026年6月4日 17:25
*17:25JST 欧米為替見通し: ドル・円は伸び悩みか、160円台は介入警戒で上値が重い
4日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米国とイランの停戦の行方は再び不透明感を深めており、原油高・米金利高ならドル買い地合いは継続。ただ、160円台は日本の為替介入への警戒感から、引き続き上値が重くなろう。
米国とイランの停戦に関する協議が注目されるなか、両軍による攻撃の応酬で紛争終結への期待が大きく後退。前日は低下していた原油相場と長期金利が再び上向き、ドル買い地合いとなった。ただ、日本の為替介入への警戒感から円売りは抑制された。ユーロ・ドルは1.1610ドル付近から1.1590ドル台に下落し、ドル・円は159円半ばから160円付近に上昇。本日アジア市場でドル・円は3日の取引同様に160円付近で上値の重さが目立った。
この後の海外市場は引き続き中東情勢が注視される。米国とイランの交渉はイランの核兵器不保持といった進展がみられたものの、中東情勢は再び不透明感が広がり原油高・金利高の地合いでドル買い継続。また、足元で発表された米経済指標は改善が目立ち、今晩も雇用関連指標が強い内容ならドルは売りづらい。ただ、ドル・円は日本の「防衛ライン」とされる160円が意識されており、同水準を上抜ければ為替介入の警戒感が強まるため円売りは抑制される展開が続くだろう。
【今日の欧米市場の予定】
・18:00 欧・ユーロ圏小売売上高(4月):前回前月比-0.1%
・21:30 米・新規失業保険申請件数(先週):前週21.5万件《CS》