欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、貿易ライン意識し上値が重い
2026年6月1日 17:25
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、貿易ライン意識し上値が重い
1日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開となりそうだ。米国とイランによる停戦合意に進展があれば、短期的にドル売り優勢の見通し。その後はリスク選好ムードで円売りが予想されるが、為替介入が警戒され過度な円売りは縮小しそうだ。
前週末は米国とイランによる60日間の停戦延長などを骨子とする覚書作成について、交渉担当者間では合意に達し中東紛争の終結期待が高まった。ただ、トランプ大統領の承認待ちで、原油安・金利安もドル売りは限定的でユーロ・ドルは1.16ドル台半ばから1.1680ドル台に浮上し、ドル・円は159円30銭台から159円付近まで値を下げた。週明けアジア市場は日経平均株価の強含みで円売りが強まり、159円50銭に接近した。
米ホワイトハウスはイランとの停戦に関する暫定合意に関し最終判断する見通しだが、内容については明らかになっていない。この後の海外市場は引き続き和平に向けた動きが注視され、合意に達しない場合には先行きについて再び不透明感が広がり、ドルに買いが入りやすい。一方、今晩発表のISM製造業景況感指数は前回を上回ると予想され、景気回復をにらんだ買いも入りやすい。ただ、日本の為替介入が警戒されるなか、一段のドル買い・円売りは抑制されそうだ。
【今日の欧米市場の予定】
・17:00 ユーロ圏5月製造業PMI(予想:51.4)
・18:00 ユーロ圏4月失業率(予想:6.2%)
・22:45 米5月製造業PMI確報値(予想:55.3)
・23:00 米5月ISM製造業景況指数(予想:53.2)《CS》