ミダックHD、浸出水由来の炭酸カルシウムで樹脂製品を開発
2026年5月27日 07:32
■リケンテクノス、早稲田大学と共同で二酸化炭素有効利用と資源循環を推進
ミダックホールディングス<6564>(東証プライム)は5月26日、リケンテクノス<4220>(東証プライム)と早稲田大学地盤工学研究室と共同で、産業廃棄物の最終処分場で発生する浸出水由来の炭酸カルシウムを用いた樹脂製品を開発したと発表した。二酸化炭素の有効利用とサステナビリティを同時に達成する技術開発に取り組む。
最終処分場では廃棄物の埋め立て過程で浸出水が発生し、排出前に環境へ影響を及ぼさない状態まで処理される。その過程で浸出水中のカルシウムイオンと炭酸イオンを反応させ、炭酸カルシウムとして除去してきたが、従来は廃棄されていた。さらに焼却処理時に排出される二酸化炭素を炭酸イオン源として活用することで、カルシウムイオン除去と二酸化炭素の有効活用が期待できる。
同開発では、ミダックHDが最終処分場由来原料の供給と工程検討、リケンテクノスが製品化検討と安全性評価、早稲田大学地盤工学研究室が素材分析と基礎評価を担った。樹脂用フィラーとして検討した結果、市販の炭酸カルシウムと同等に使用できることを確認した。今後は商業的利用に向けた体制を構築し、PVCをはじめとする各種樹脂への展開を検討する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)