エヌビディア決算控え半導体やAI関連株への利食いが強まる/東京株オープニングコメント

2026年5月20日 08:31

*08:31JST エヌビディア決算控え半導体やAI関連株への利食いが強まる
 20日の日本株市場は、売り先行で始まることになろうが、その後は引き続き半導体やAI関連株にらみの展開になりそうだ。19日の米国市場はNYダウが322ドル安、ナスダックは220ポイント安だった。米国とイランによる戦闘終結に向けた協議が進まず、原油先物価格が高止まりするなかで、インフレ懸念から米長期金利が大幅に上昇したことが重荷になった。シカゴ日経225先物は大阪比210円安の60670円。円相場は1ドル=159円00銭台で推移。

 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで開始直後に61150円まで買われたが、その後は軟化。米国市場の取引開始後には59960円と6万円の大台を割り込む場面もみられた。売り一巡後は上昇に転じる場面もあったが買いは続かず、日中比310円安の60570円で終えている。先物主導による売り仕掛け的な動きも警戒されやすく、積極的な売買は手控えられそうだ。

 また、長期金利の上昇を受けて指数インパクトの大きい半導体やAI関連株などには相対的な割高感から利益確定の売りが入りやすい。足もとではフジクラ<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0580300?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><5803></a>の利食いの動きが強まったが、同様に他の半導体やAI関連株への利食いが強まるようだと、先物市場でのショートを誘う可能性もあるため、警戒しておきたいところ。そのほか、エヌビディアが日本時間の明日早朝に決算を発表する。決算を期待した先回り的な動きは限られると考えられる一方で、売り方においてはいったんニュートラルに調整する形での買い戻しも意識されそうである。

 物色としては半導体やAI関連株は手控えられやすいところであるが、直近で大きく調整していた銘柄などには、短期的なリバウンド狙いのスタンス。金利上昇への思惑からメガバンクなど金融株に資金が向かう可能性もあるだろう。そのほか、リスク回避的に内需系の一角に資金が向かいやすいところだ。《AK》

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