TDK、マレーシア電池メーカーを完全子会社化、エッジAI向け電源製品も拡充

2026年5月20日 07:21

■中型電池事業の拡大と高密度電源モジュール「FS3303」の量産で成長領域を深耕

 TDK<6762>(東証プライム)は5月19日、子会社のAmperex Technology(Singapore)Pte.Ltd.が、リチウムイオン二次電池を製造するLinergy Power Sdn Bhdの普通株式100%を取得し、完全子会社化すると発表した。取得株式数は1,017,605,244株、取得価額は普通株式240百万米ドル、アドバイザリー費用等を含む概算合計は241.1百万米ドルとなる。

 同株式取得は、2024年5月に策定した長期ビジョン「TDK Transformation」と、2025年3月期を初年度とする3カ年の中期経営計画に基づく施策である。中核事業のエナジー応用製品事業では、小型・中型二次電池製品の技術開発を進めており、グローバル顧客の多様な需要に柔軟に対応できる供給体制を構築する。契約締結日は5月19日、株式譲渡実行日は6月15日の予定。

■エッジAI向け小型電源モジュールを発表、実装スペース削減に対応

 あわせて同社は、エッジAI向け光モジュールや省スペース設計に適した超小型・非絶縁型DC-DC電源モジュール「FS3303」を発表した。2.5×2.5×1.2mmの小型サイズで3Aを供給し、最大効率は約95%。入力電圧2.7V~6V、出力電圧0.4V~3.3Vに対応し、ASIC、SoC、DSP、AIチップセット向けに3Dチップ埋め込みパッケージ技術で実装スペース削減を図る。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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