コア、山口市と災害電話対応の生成AI活用実証、報告書作成時間7割削減を確認
2026年5月20日 07:17
■音声認識・多言語対応・入力漏れ指摘で初動対応の効率化と職員負担軽減へ
コア<2359>(東証プライム)は5月19日、山口県山口市の防災危機管理課と連携し、災害時の電話対応の効率化と初動対応の迅速化を目的に、生成AIを活用した電話受付支援システムの実証実験を実施したと発表した。発災時に自治体へ住民から多数の電話が寄せられるなか、聞き漏らし防止、入力情報の正確性確保、迅速な情報共有、職員の心理的負担軽減を課題としていた。
実証は2026年2月3日~4日、12日の計3日間、山口市防災危機管理課で実施した。生成AIの音声認識・文字起こし精度、災害情報報告書の自動作成、入力漏れの指摘・アドバイス、外国語での文字起こし・報告書自動作成を検証した。文字起こしの正確性は5段階評価で平均3.9、業務支援効果は平均3.8となった。
成果として、方言やオノマトペも業務に支障のない水準で文字起こしでき、通話内容から氏名、連絡先、住所を即座に入力し、的確な要約を作成できることを確認した。報告書作成時間は7割程度削減できる可能性があると評価された。中国語、フランス語、韓国語、スペイン語にも対応し、参加者の85%が5段階評価の最高評価を回答した。今後は地図連携やUI改善、地名・独自名称の認識精度向上を進める。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)