富士通と日本IBM、医療向けソブリンクラウド基盤を構築へ、医療現場の効率化を支援

2026年5月18日 08:44

■電子カルテ稼働、複数医療機関のデータ連携、医療AI活用を一体で推進

 富士通<6702>(東証プライム)と日本アイ・ビー・エムは5月15日、2025年9月に発表した協業検討のうち、「ヘルスケア」領域での協業を具体化すると発表した。医療向けソブリンクラウド基盤の構築と医療AIソリューションの相互活用を進め、複数医療機関にまたがるデータ連携とAI活用を実現する。

 同協業では、富士通のソブリンクラウド基盤上で、富士通および日本IBMの電子カルテソリューションを稼働させる。医療機関は、データ主権やセキュリティーに配慮されたクラウド型の医療情報システムを利用できる。日本の医療は、高齢化に伴う需要拡大や医療費48兆円超、人材減少、医療機関の経営難など複合的な課題に直面しており、両社は医療現場に実効性のある解決策を提供する考えだ。

 AI活用では、患者・医療機関の合意のもと、診療記録や看護記録などの医療文書作成支援、DPCコーディングなどの業務効率化を進める。さらに、治験に適した患者の探索や臨床研究の効率化など、医療と創薬の連携を加速するユースケースも検討・一部着手している。今後は大学病院やナショナルセンターなどと連携し、患者起点のヘルスケアサービス実現も視野に入れる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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