アイフリークモバイル、26年3月期は販管費抑制が奏功し黒字転換、DX事業の高単価案件獲得が寄与

2026年5月18日 07:40

(決算速報)  アイフリークモバイル<3845>(東証スタンダード)は5月15日に26年3月期業績(非連結)を発表した。売上面は減収だが、利益面は従来の赤字予想から一転して黒字転換での着地となった。販管費抑制効果などが寄与した。また27年3月期は営業・経常赤字予想としているが、やや保守的だろう。積極的な事業展開で収益改善基調を期待したい。株価は4月の年初来高値圏から反落して従来のモミ合いレンジに回帰の形となったが、調整一巡して出直りを期待したい。

■26年3月期黒字転換、27年3月期営業・経常赤字予想だが保守的

 26年3月期の業績(非連結)は売上高が前期比6.9%減の18億65百万円、営業利益が29百万円(前期は61百万円の損失)、経常利益が32百万円(同50百万円の損失)、当期純利益が43百万円(同1億10百万円の損失)だった。

 売上面は減収だが、利益面は従来の赤字予想から一転して黒字転換での着地となった。販管費抑制効果などが寄与した。前回予想(25年5月15日付の期初公表値、売上高18億16百万円、営業利益60百万円の損失、経常利益63百万円の損失、当期純利益63百万円の損失)に対して、売上高は49百万円、営業利益は89百万円、経常利益は95百万円、当期純利益は1億06百万円、それぞれ上回った。

 コンテンツ事業は売上高が58.9%減の36百万円で、営業利益(全社費用等調整前)が6百万円の損失(前期は42百万円の損失)だった。経営資源を「ポpキッズ」や「Netflix」など成長分野へ集中させる戦略で「森のえほん館」サービスを終了(25年7月末)した影響により減収だが、保守運用コストが減少して営業損失縮小した。

 DX事業は売上高が2.7%減の18億29百万円で、営業利益が15.2%増の2億61百万円だった。25年4月より組織の一本化を実施し、新たな事業推進体制のもと、生成AI・データサイエンス・クラウドなどの専門領域に特化した人材育成を進めながら、高単価案件の獲得および高水準の稼働率維持を推進した。

 全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高4億91百万円で営業利益7百万円、第2四半期は売上高4億69百万円で営業利益3百万円、第3四半期は売上高4億63百万円で営業利益1百万円、第4四半期は売上高4億42百万円で営業利益18百万円だった。

 27年3月期の業績(非連結)予想は、売上高が前期比10.5%減の16億70百万円、営業利益が11百万円の損失(前期は29百万円)、経常利益が13百万円の損失(同32百万円)、当期純利益が97.7%減の1百万円としている。

 なお経営資源の最適配分と意思決定の迅速化を図るため、コンテンツ事業DX事業を統合し、セグメント区分をDX事業へ一本化する。重点施策として、生成AI・データサイエンス・クラウドコンピューティングなどの専門領域に特化したエンジニアの育成を進めながら、商流改善によって高単価案件の獲得を推進する。またコンテンツ制作、IP活用、アプリ開発、生成AI実装を組み合わせたサービス提供体制の構築を推進する。

 27年3月期は営業・経常赤字予想としているが、やや保守的だろう。積極的な事業展開で収益改善基調を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は4月の年初来高値圏から反落して従来のモミ合いレンジに回帰の形となったが、調整一巡して出直りを期待したい。5月15日の終値は248円、前期実績PBR(前期実績のBPS43円56銭で算出)は約5.7倍、そして時価総額は約55億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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