欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、2週間ぶり高値で為替介入に警戒強まる
2026年5月15日 17:25
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、2週間ぶり高値で為替介入に警戒強まる
15日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。原油高・米金利高でドル買い優勢となり、2週間ぶり高値圏に浮上。ただ、景況感悪化ならドル買いは一服しそうだ。また、日本の為替介入への警戒感が強まり、一段のドル高・円安は抑制されよう。
今週発表されたインフレ指標の加速を受け、ドルに買いが入りやすい地合いが続く。前日は比較的好調だった小売売上高や原油相場の高止まりのほか、米中首脳会談で両国の関係改善もドル買いを支援した。ユーロ・ドルは1.17ドル付近から1.1660ドル付近まで下値を切り下げ、ドル・円は157円後半でのもみ合い継続後、158円20銭付近に上値を伸ばした。本日アジア市場は米金利高・ドル高に振れ、4月30日以来の高値圏に浮上している。
この後の海外市場は米国経済が注視される。米中関係の改善は引き続きドル買い要因になりやすい。また、原油相場は引き続き高値圏を維持し、米連邦準備制度理事会(FRB)の今後の引き締め的な政策への思惑からもドルに買いが入りやすい。ただ、ウィリアムズNY連銀総裁は政策金利の維持について言及。今晩発表のNY連銀製造業景気指数は前回を下回ると予想され、ドル買いを弱める材料となりそうだ。また、日本の為替介入への警戒は一段と高まり、急落には警戒したい。
【今日の欧米市場の予定】・21:30 米・5月NY連銀製造業景気指数(予想:7.5、4月:11.0)・22:15 米・4月鉱工業生産(予想:前月比+0.2%、3月:-0.5%)・22:15 米・4月設備稼働率(予想:75.8%、3月:75.7%)《CS》