欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、上値で為替介入に警戒続く

2026年5月14日 17:25

*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、上値で為替介入に警戒続く
14日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想したい。原油高・米インフレ圧力が意識され、ドル買い先行の見通し、ただ、米国経済に不透明感が深まれば、ドル買いは一服しよう。また、日本の為替介入が警戒され、円買いが上値を抑制しそうだ。

前日発表された米国の生産者物価指数(PPI)は予想外の加速を示し、12日の消費者物価指数(CPI)とともに国内インフレ圧力が意識された。ただ、原油相場の上昇一服で長期金利は失速し、ドル買いは徐々に後退。ユーロ・ドルは1.17ドル付近で底堅く推移し、ドル・円は157円90銭付近で上げ渋った。本日アジア市場で日経平均株価は反落し、リスク選好の円売りは一服。ドル・円は為替介入への警戒で上値の重さが目立った。

この後の海外市場は米国経済がテーマ。中東情勢の不透明感で原油相場の高止まりが意識されるなか、物価関連指標の加速で連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的な政策スタンスに思惑が広がりやすい。ただ、今晩発表の小売売上高が予想通り弱い内容なら、ドル買いは抑制されるだろう。一方、本日から開かれる米中首脳会談に向け人民元が上昇基調を維持すれば、ドルの重石となる。また、日本の為替介入への警戒感からドル・円は引き続き上値の重さが意識されよう。

【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・4月小売売上高(予想:前月比+0.6%)
・21:30 米・前週分新規失業保険申請件数(予想:20.6万件)
・23:00 米・3月企業在庫(予想:前月比+0.9%)《CS》

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