大同特殊鋼とニッパツ、電動車向けローターで高出力化とリサイクル性向上
2026年5月14日 08:21
■CFRP補強技術と独自磁石成形技術を組み合わせ、駆動用モーターの小型化に寄与
大同特殊鋼<5471>(東証プライム)は5月13日、ニッパツ(日本発條)<5991>(東証プライム)と共同で、電動車の駆動用モーターにおける「高出力化」と「リサイクル性向上」を実現する次世代モーター向けローターを開発したと発表した。重希土類フリー熱間加工磁石の特長を生かし、電動車駆動用モーターのニーズ多様化に対応する。
同開発では、一般的な焼結磁石では実現が難しい形状および磁化方向制御の自由度に加え、磁石を使用形状に近い形で成形できる独自技術を活用した。高出力・高回転SPMローターでは、同社の熱間加工磁石とニッパツのCFRP(炭素繊維強化樹脂)による補強技術を組み合わせ、高回転化と高いモーター出力を実現した。
また、易解体IPMローターでは、熱間加工磁石の異方化工程である熱間成形プロセス中に溝形状を付与する技術を採用した。板ばねによる磁石固定構造により、リサイクル時に磁石を取り出しやすくし、樹脂除去の加熱工程に伴うCO2排出の低減が期待される。今後、2026年5月頃からプロモーションを開始し、早期実用化を目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)