科研製薬、ダイト承継の2製品で販売提携契約を締結、下肢領域でのシナジー強化へ

2026年5月13日 18:32

■QOL向上に寄与する製品群を拡充

 科研製薬<4521>(東証プライム)は13日、ダイト<4577>(東証プライム)が承継予定の経口プロスタグランジンE1誘導体製剤 オパルモン錠(5μg)と、プロスタグランジンE1製剤 プロスタンディン軟膏(0.003%)について、日本国内での販売提携契約を締結したと発表した。

 ダイトによる両製品の製造販売承認の承継は2026年11月中を予定しており、科研製薬による販売開始時期は今後協議の上で決定される。両製品は長年にわたり幅広い患者の治療に使用され、虚血性症状や皮膚潰瘍などの改善を通じてQOL向上に寄与してきた。

 科研製薬は、下肢の痛み・創傷・しびれなどを対象とする治療薬を展開しており、今回の2製品は同社が推進する 満足プロジェクトの理念とも親和性が高いと位置づける。既存製品とのシナジー効果を見込み、診療領域でのプレゼンス向上につなげる考えである。

 対象製品のうち、オパルモン錠は閉塞性血栓血管炎に伴う虚血性諸症状の改善や、後天性腰部脊柱管狭窄症に伴う下肢症状の改善に用いられる。一方、プロスタンディン軟膏は褥瘡や糖尿病性潰瘍など多様な皮膚潰瘍に適応を持つ。

 ダイトは原薬と製剤の両面で研究開発から製造まで一貫して手がける製薬企業であり、国内の医薬品企業の9割以上と取引実績を持つ。科研製薬は今回の提携を通じ、歩行に関わる疾患領域での価値提供をさらに強化し、健康寿命の延伸に引き続き取り組んでいくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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