イトーキ、26年12月期1Qは増収増益、設備機器・パブリック事業の大幅伸長が寄与

2026年5月8日 07:51

(決算速報)  イトーキ<7972>(東証プライム)は5月7日に26年12月期第1四半期連結業績を発表した。増収増益と順調だった。設備機器・パブリック事業が大幅に伸長した。そして通期の増収増益予想を据え置いた。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は地合い悪化の影響で高値圏から反落したが調整一巡感を強めている。利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。

■26年12月期1Q増収増益と順調、通期増収増益予想据え置き

 26年12月期第1四半期の連結業績は売上高が前年同期比10.5%増の472億24百万円、営業利益が9.0%増の80億89百万円、経常利益が10.6%増の80億94百万円、親会社株主帰属四半期純利益が12.7%増の55億38百万円だった。増収増益と順調だった。設備機器・パブリック事業が大幅に伸長した。

 営業利益6億円増益の要因分析は増収効果で19億円増益、売上総利益率改善(空間設計・コンサル・デザインから手掛けるオフィス案件の獲得や25年7月のカタログ改定効果)で2億円増益、業容拡大に伴う人件費増加で3億円減益、DX推進のためのIT基盤強化および減価償却費増加で4億円減益、業容拡大に伴う物流費増加で3億円減益、その他で4億円減益だった。

 ワークプレイス事業は、売上高が5.4%増の364億57百万円で、営業利益が0.6%増の109億98百万円だった。ハイブリッドな新しい働き方にあわせたリニューアル案件を中心に増収となり、増収効果および提供価値向上による利益率改善で販管費増加を吸収した。

 設備機器・パブリック事業は、売上高が33.8%増の103億90百万円で、営業利益が168.5%増の10億03百万円だった。研究施設向け設備が好調に推移し、増収効果や利益率改善効果により大幅増益だった。

 その他は売上高が0.2%減の3億77百万円、営業利益が22.7%減の25百万円だった。

 通期連結業績予想は前回予想(26年2月13日付の期初公表値)を据え置いて、売上高が前期比9.0%増の1675億円、営業利益が16.9%増の160億円、経常利益が16.5%増の160億円、親会社株主帰属当期純利益が19.4%増の112億円としている。配当予想も据え置いて、前期比15円増配の90円(期末一括)としている。予想配当性向は39.7%となる。

 ワークプレイス事業、設備機器・パブリック事業とも好調に推移する見込みだ。セグメント別計画は、ワークプレイス事業の売上高が9.0%増の1215億円で営業利益が23.7%増の136億円、設備機器・パブリック事業の売上高が9.4%増の443億円で営業利益が9.9%減の22億円としている。

 第1四半期の進捗率は売上高28%、営業利益51%、経常利益51%、親会社株主帰属当期純利益49%と順調である。また26年7月1日より価格改定を予定している。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は上値試す

 株価は地合い悪化の影響で高値圏から反落したが調整一巡感を強めている。利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。5月7日の終値は3250円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS226円68銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想の90円で算出)は約2.8%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1147円78銭で算出)は約2.8倍、時価総額は約1735億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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