アミタHD、脱炭素型資源循環の海外展開を強化、インドネシア・インドで事業化調査進む

2026年5月1日 15:56

■環境省の都市間連携事業に2か国の案件が採択

 アミタホールディングス<2195>(東証グロース)は、環境省の「脱炭素社会実現のための都市間連携事業委託業務」において、福岡県北九州市や国内外企業と共同応募したインドネシアおよびインドの2案件が採択されたと発表した。両国での循環資源事業の本格化に向け、調査・準備を加速する。

 インドネシアでは、2027年度の循環資源製造所の稼働開始を目指し、廃棄物調査や建設着工、運営体制整備を進める。インドでは、主要産業集積地を対象に代替原燃料供給事業の事業性調査を継続し、2027年度以降の事業展開に向けた基盤構築に取り組む。

 同事業は、日本の自治体と途上国のパートナー都市が連携し、脱炭素化に向けた制度構築や調査、人材育成を行うもの。アミタHDは2020年度から継続して採択されており、廃棄物再資源化やセメント産業の脱炭素化に関する調査を積み重ねてきた。

 インドネシアでは、バンテン州を対象に、セメント工場と連携した廃棄物由来の代替燃料・原料の製造体制構築を進める。2023年度からのフェーズ1を経て、本年度から事業化段階のフェーズ2に移行し、製造所建設やJCM(二国間クレジット制度)案件形成を目指す。

 インドでは、テランガナ州を対象に、廃棄物再資源化、省エネ診断、制度構築など「脱炭素・循環型エコタウン」形成に向けた調査を実施する。廃棄物発生量の増加が見込まれる中、セメント工場向け代替原燃料供給事業の可能性を評価し、ラムキーグループとの連携のもと事業化を検討する。

 アミタHDは、海外事業統括会社「AMITA CIRCULAR DESIGN SDN.BHD.」を中心に、アジア地域での資源循環モデル構築を推進し、脱炭素社会の実現に貢献していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事

最新記事