東亞合成、横浜市とごみ焼却熱有効利用の実証開始、横浜工場でCO2削減効果を検証
2026年4月22日 07:36
■鶴見工場の蒸気をパイプラインで供給、化石燃料由来の蒸気から置き換え
東亞合成<4045>(東証プライム)は4月21日、横浜市との「ごみ焼却熱有効利用実証試験」の開始を発表した。横浜市資源環境局鶴見工場で発生するごみ焼却由来の蒸気を、パイプラインで同社横浜工場へ供給し、化学製品の製造工程で活用する取り組みである。
同社横浜工場ではこれまで、化石燃料由来の蒸気を使用してきた。今回の実証試験では、化石燃料を使わないごみ焼却由来の蒸気に置き換えることで、製造工程におけるCO2排出量の削減効果を検証する。脱炭素社会の実現に向けた具体策として、環境負荷低減の実効性を見極める。
自治体が運営するごみ焼却工場から民間事業者へ蒸気を供給する事例は、横浜市で初めてであり、全国でも極めて少ない。同件は、ごみ焼却工場の蒸気供給に関するモデルケースとなる可能性がある。廃棄物由来エネルギーは、CO2排出量削減に加え、石油依存の低減や安定供給の面でも意義が大きく、持続可能な社会の実現と経済安全保障の両面で注目される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)