ヤクルト本社・ライフ・ロッテ、PS食品容器の店頭回収実験開始、水平リサイクル適性を検証
2026年3月10日 08:16
■ヤクルト容器や雪見だいふくトレーなど使用済みPS容器を店頭回収
ヤクルト本社<2267>(東証プライム)は3月9日、ライフコーポレーション<8194>(東証プライム)、ロッテと共同で、使用済みポリスチレン(PS)食品容器を回収し水平リサイクルへの適性を検証する実証実験を開始すると発表した。2026年3月9日から8月31日まで、東京都江東区のスーパーマーケット「ライフ豊洲店」で、ヤクルト容器や「雪見だいふく」のトレー・ピックを対象に消費者から回収を行う。
同実証は、ケミカルリサイクル(CR)技術を活用し、回収したPS容器を同種または同等の製品として再生する水平リサイクルの実現可能性を検証する取り組みである。異なる食品カテゴリーのブランドが、同一素材であるPSを軸に小売店舗と連携し、店頭回収からCR適性を検証する試みとしては日本初としている。実証は2024~2025年に実施したガムボトル容器回収実験の成果を基盤に展開する。
回収された使用済みPS容器は選別・粉砕したうえでCR適性を検証し、一部はリサイクル原料として活用する計画である。PSはマテリアルリサイクルに加え油化やモノマー化などCRへの適性が高い素材とされるが、PETボトルのような分別回収の社会的仕組みは未整備である。同実証では店頭回収を通じて生活者の分別意識を高め、食品容器の水平リサイクルに向けた回収物流の仕組みづくりを検証する。回収事業者としてトベ商事、リサイクルサプライチェーンマネジメント事業者としてCBCが参加する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)