米国株高を映して買い戻し先行へ/日経225・本日の想定レンジ

2025年12月22日 08:25

*08:25JST 米国株高を映して買い戻し先行へ
[本日の想定レンジ]19日のNYダウは183.04ドル高の48134.89ドル、ナスダック総合指数は301.26pt高の23307.62pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比760円高の50320円だった。本日は前週末の米国株高や円安進行を背景にリスク選好ムードが強まり、15日以来5営業日ぶりに50000円の大台回復が想定される。前週末は米国半導体企業の好決算や米国の追加利下げ観測の再燃を背景に投資家心理が上向き、日経平均は大幅に反発した。ローソク足は小陽線を形成したものの、下げが続く25日移動平均線(49816円)を下回っており、調整圧力を残す形となった。しかし、前週末の米国市場は、インフレ鈍化を背景に米連邦準備制度理事会(FRB)が来年も利下げを進めるとの見方が維持されたことなどから主要株価指数が大きく値を上げたほか、日銀の植田和男総裁の記者会見を受けて、円相場が1ドル=157円台後半へと円安が進んだことも好意的に受け止められるだろう。ナイトセッションの日経225先物も50000円の大台を回復して終了しており、きょうはリスクオンの流れとなり、日経平均も終値で節目の50000円の大台回復が期待されよう。ただ、海外投資家はクリスマス休暇入りするため、徐々に市場参加者が減少していくとみられるだけに、買いが一巡した後は様子見姿勢が強まるかもしれない。上値メドは、25日線(49816円)、心理的な節目の50000円、51000円、下値メドは、心理的な節目の49000円や48500円、11月19日の安値(48235円)などが挙げられる。

[予想レンジ]上限50700円-下限49700円《SK》

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