17日の中国本土市場概況:上海総合は3日ぶり反発、ハイテク株が指数の上昇をけん引

2025年12月17日 18:57

*18:57JST 17日の中国本土市場概況:上海総合は3日ぶり反発、ハイテク株が指数の上昇をけん引
17日の中国本土市場は3日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数が前日比45.47ポイント(1.19%)高の3870.28ポイントで引けた。

序盤は売りが先行し弱含んだものの、銀行株を中心とした金融株の下支えが観測されて心理的重荷を和らげた。午後には全国社会保障基金によるテクノロジー株への運用残高増加報道が伝わると、半導体や光部品関連が上昇し相場全体を押し上げた。この結果、上海株式市場は主要セクターの値上がりを背景に総じて堅調な引けとなった。

業種別では、ハイテク株が高い。飛光繊光纜(601869/SH)と環旭電子(601231/SH)がそろってストップ高の10.0%上昇、広東生益科技(600183/SH)が5.7%高、深セン市景旺電子(603228/SH)が4.8%高となった。

また、非鉄金属や金鉱株も買われた。廈門タングステン業(600549/SH)が5.9%高、中国アルミ(601600/SH)が3.0%高、洛陽モリブデン(603993/SH)が2.9%高で引けた。

このほか、航空銘柄もしっかり。中国南方航空(600029/SH)が6.2%高、中国東方航空(600115/SH)が5.2%高、中国国際航空(601111/SH)が3.3%高となった。年末年始休暇や旧正月連休などを控え、旅行需要が高まるとみられている。

外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.14ポイント(0.06%)安の246.66ポイント、深センB株指数が1.71ポイント(0.14%)高の1265.92ポイントで終了した。《AK》

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