日経VI:小幅に低下、株価の下値堅く警戒感は広がらず
2025年12月10日 16:35
*16:35JST 日経VI:小幅に低下、株価の下値堅く警戒感は広がらず
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は10日、前日比-0.02(低下率0.07%)の28.02と小幅に低下した。なお、高値は29.00、安値は27.83。今日の日経225先物は朝方の買い一巡後は売りに押され、下げに転じ、日経VIは昨日の水準を上回った。日本時間明日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見を控えており、市場ではこれらに対する警戒感も意識された。ただ、日経225先物は下値の堅い展開で、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは大きくは広がらず、日経VIの上昇幅も限定的。取引終了時に低下に転じた。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《SK》