5日の香港市場概況:ハンセン指数は続伸、中国の政策期待が高まる

2025年12月5日 18:44

*18:44JST 5日の香港市場概況:ハンセン指数は続伸、中国の政策期待が高まる
5日の香港市場は続伸。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比149.18ポイント(0.58%)高の26085.08ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が91.82ポイント(1.01%)高の9198.30ポイントで引けた。

香港株式市場は序盤に弱含んだ。ハンセン指数は安く寄り付いたものの、中国本土で12月中旬に予定される重要経済会議に先立ち、当局による追加の景気対策発表への期待がくすぶるなか、早期の持ち高調整売りが優勢となった。だが午後に入ると、景気下支えへの期待で買い戻しが強まり、投資家心理が改善。市場は短期的な警戒を抱えつつも、政策期待を背景に相場を支えた格好となった。

ハンセン指数の構成銘柄では、保険セクターの上昇が目立った。中国平安保険(2318/HK)が6.7%高、チャイナライフ(2628/HK)が5.5%高で引けた。また、ハイテク関連も高い。百度集団(9888/HK)が5.0%上昇した。

セクター別では、非鉄金属・レアメタルなどが高い。江西銅業(358/HK)が6.1%高、中国アルミ(2600/HK)が5.4%高、中国有色鉱業(1258/HK)が4.7%高となった。また、ハイテク関連も買われた。深セン市越疆科技(2432/HK)が4.1%高、深セン市優必選科技(9880/HK)が2.5%高、小鵬汽車(9868/HK)が2.3%高で引けた。

半面、航空銘柄がさえない。中国南方航空(1055/HK)が3.2%安、中国国際航空(753/HK)が1.7%安、中国東方航空(670/HK)が1.0%安となった。

中国本土市場は4日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は前日比0.70%高の3902.81ポイントで取引を終了した。《AK》

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