個人投資家・有限亭玉介:【バイオ関連】ジワジワ買われるiPS細胞・再生医療関連の注目株【FISCOソーシャルレポーター】

2025年6月21日 10:00

*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:【バイオ関連】ジワジワ買われるiPS細胞・再生医療関連の注目株【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2025年6月15日10時に執筆

アベノミクス時にはバイオベンチャーへの支援が話題でしたが、昨年の秋頃にも創薬スタートアップに政府が1000億円程度の支援を発表しました。海外にバラ撒くぐらいだったらもっと増額してもいいと思うのですが…大阪・関西万博でも再生医療が話題で、バイオ関連への物色が改めて入っているようです。

改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

前回の記事で取り上げたHeartseed<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0219A00?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><219A></a>やサンバイオ<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0459200?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><4592></a>の長期チャートを見ると、市場期待から一気に買われた際の勢いは夢がありますな。コロナワクチンで世界中に知れ渡った米モデルナのチャートは、コロナ禍以前まで低空飛行でしたからねぇ…。

確かに何年も連続で赤字を出している企業に投資をするのは、賢明な投資家とは言えないでしょう。しかし、確かな技術力と実現した時の社会的なインパクトを正確に予想できるのであれば、リスクを取ってバイオベンチャーへ投資をする社会的意義は大きいように思えますよ。

コロナ禍での国産ワクチンの開発スピードには失望しましたからねぇ。安全保障という意味でも政府はバイオ企業と密に連携や支援をすべきでしょうな。昨今は社会保険料などの負担増が議論されておりますので、病院にかからない予防医療などを政府が支援する流れが強まると国民としても嬉しいですねぇ。

iPS細胞・再生医療で自分の臓器と同じものが複製できたり、ガンをはじめとする不治の病であった病気に新たな治療のアプローチが発見されるなど夢が現実になりつつあります。数あるバイオベンチャーの中で、次に花開く銘柄がどれになるのか予想しながら相場に向き合うのも投資家としてまた一興ですな。今回はiPS・再生医療関連を中心にチェックして参ります。

再生医療関連として思惑がある住友ファーマ<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0450600?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><4506></a>は、5月末に糖尿病治療薬で先駆するデンマークのノボ・ノルディスクの日本法人と2型糖尿病治療薬「オゼンピック皮下注」に関するプロモーション提携契約の締結が好感されました。業績好調で直近のチャート(日足)も年初来高値を更新です。

脊髄損傷急性期の患者向けの組み換えヒトHGFタンパク質「KP-100IT」が米食品医薬品局(FDA)から希少疾病用医薬品指定を取得したクリングルファーマ<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0488400?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><4884></a>は、6月11日に窓を開けて動意しましたな。時価総額100億以下の小型バイオ株でありながら、新たなニュースが出てくるか注視したいです。

5月15日の決算で赤字縮小となったケイファーマ<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0489600?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><4896></a>は、iPS創薬事業でのALSに関する開発パイプラインへの関心が高まっている様子。同社はiPS事業で6つのパイプライン、再生医療事業で5つのパイプラインで研究開発を進めており、業績は赤字でもバイオ株らしい気になる銘柄ですな。

成長ホルモン製剤が主力のJCRファーマ<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0455200?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><4552></a>は、サンバイオと「アクーゴ脳内移植用注」に関して製造委受託契約を締結しており、5月末から同社にも思惑買いが流入しました。大阪・関西万博で話題となっているiPS細胞由来心筋細胞シートの開発を手掛けるクオリプス<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0489400?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><4894></a>も物色されているようです。

長期で下落基調となっていたセルソース<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0488000?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><4880></a>は、ようやく下げ止まりから反発へ向かう機運が高まってきました。再生医療関連として物色されるか…。iPS細胞関連のリプロセル<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0497800?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><4978></a>もじわじわと上昇トレンドを形成しておりますな。

最後は5月21日に厚生労働省「バイオ後続品国内製造施設整備支援事業」に採択されたキッズウェル・バイオ<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0458400?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><4584></a>とカイオム・バイオサイエンス<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0458300?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><4583></a>をチェックです。両社とも赤字ではありますが、売上高の拡大が続いているのも要チェックですな。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。

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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず《HM》

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