後場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後は下げ幅を縮小する場面も

2025年2月25日 12:12

*12:12JST 後場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後は下げ幅を縮小する場面も
25日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均は大幅反落、売り一巡後は下げ幅を縮小する場面も
・ドル・円は伸び悩み、150円台前半から失速
・値下がり寄与トップはアドバンテスト<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0685700?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><6857></a>、同2位はファーストリテ<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0998300?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><9983></a>

■日経平均は大幅反落、売り一巡後は下げ幅を縮小する場面も

日経平均は大幅反落。前日比430.95円安(-1.11%)の38345.99円(出来高概算9億9000万株)で前場の取引を終えている。

24日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は33.19ドル高の43461.21ドル、ナスダックは237.08ポイント安の19286.93で取引を終了した。長期金利の低下で、寄り付き後、上昇。予想を下回った経済指標や先週発表されたミシガン大消費者信頼感指数の悪化で、成長減速懸念に相場は一時下落に転じた。ただ、今週発表が予定されている重要インフレ指標であるPCE価格指数待ちで調整が強まり、ダウは再び上昇。終盤にかけトランプ大統領がマクロン仏大統領との共同記者会見で、対メキシコ、カナダ関税を予定通り発動する見通しを示すと上げ幅を縮小した。ナスダックは半導体エヌビディアの決算を警戒し、終日軟調推移し、まちまちで終了。

米ハイテク株の下落が影響して、東京市場は売り優勢で取引を開始した。寄付き後の日経平均は38131.79円まで下げ幅を広げる場面も見られたが、取引時間中の今年の安値38055.68円(1月17日)手前で下げ一服。売り一巡後は下げ幅を縮小し下影(下ひげ)を残す展開に。プライム市場の売買代金は2.5兆円台に迫るなど押し目買い意欲が確認できる前場となった。

日経平均採用銘柄では、フィラディルフィア半導体株指数(SOX指数)の大幅安が影響して、アドバンテスト<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0685700?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><6857></a>、ルネサスエレクトロニクス<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0672300?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><6723></a>、スクリーンHD<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0773500?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><7735></a>、ソフトバンクグループ<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0998400?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><9984></a>、東京エレクトロン<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0803500?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><8035></a>など半導体関連の下げが目立った。また、台湾電機大手鴻海精密工業がホンダ<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0726700?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><7267></a>に協業を提案し、日産自<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0720100?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><7201></a>と三菱自<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0721100?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><7211></a>を含めた3社枠組に入ると報じられたが、日産自は大幅安、三菱自も売られ、ホンダはしっかり。このほか、古河電工<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0580100?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><5801></a>、日立<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0650100?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><6501></a>、フジクラ<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0580300?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><5803></a>、三菱重<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0701100?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><7011></a>、ファーストリテ<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0998300?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><9983></a>などが下落した。

一方、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏は、毎年恒例の「株主への手紙」を公表し、日本の5大商社への投資拡大に意欲を示したことで、三菱商事<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0805800?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><8058></a>、伊藤忠商事<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0800100?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><8001></a>、丸紅<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0800200?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><8002></a>、住友商事<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0805300?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><8053></a>、三井物産<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0803100?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><8031></a>がそろって大幅高となったほか、双日<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0276800?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><2768></a>、豊田通商<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0801500?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><8015></a>もつれ高となった。このほか、リコー<7752>、オリンパス<7733>、ファナック<6954>、エーザイ<4523>などが買われた。

業種別では、非鉄金属、石油・石炭、サービス、電気機器、機械などが下落した一方、卸売り、医薬品、海運、その他金融、陸運などが上昇した。

前引け直前に、トランプ大統領が前政権の対中半導体規制の強化を目指す、と伝わったことで、東京エレクトロン、アドバンテストが軟調な推移となったことで、後場は日経平均への影響が懸念される。日経平均は終値ベースでの今年の安値38444.58円(1月15日)を試す可能性もある。

■ドル・円は伸び悩み、150円台前半から失速

25日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。日本国債利回りの低下で円売りが先行し、149円68銭から150円30銭まで上値を伸ばした。ただ、連休明けの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅を拡大する展開で、日本株安を嫌気した円買いに押された。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は149円68銭から150円30銭、ユーロ・円は156円69銭から157円24銭、ユーロ・ドルは1.0459ドルから1.0474ドル。

■後場のチェック銘柄

・ブッキングリゾート<324A>、KIYOラーニング<7353>など、3銘柄がストップ高

※一時ストップ高(気配値)を含みます

・値下がり寄与トップはアドバンテスト<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0685700?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><6857></a>、同2位はファーストリテ<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0998300?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><9983></a>

■経済指標・要人発言

【経済指標】

・米・1月シカゴ連銀全米活動指数:―0.03(予想:-0.05、12月:+0.18)
・米・2月ダラス連銀製造業活動:―8.3(予想6.4、1月14.1)

【要人発言】

・グールズビー米シカゴ連銀総裁
「様子見の姿勢を依然として支持」
「トランプ関税による物価上昇について検討する必要がある」

<国内>
・特になし

<海外>
・16:00 独・10-12月期国内総生産改定値(予想:前年比-0.4%、速報値-0.4%)《CS》

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