東証グロ−ス指数は反発、上昇スタートも上げ幅縮小

2022年12月13日 16:59

*16:59JST 東証グロ−ス指数は反発、上昇スタートも上げ幅縮小
東証グロース市場指数 995.93 +2.96/出来高 1億2160万株/売買代金 1548億円東証マザーズ指数 785.47 +2.14/出来高 1億1075万株/売買代金 1309億円

本日のグロース市場は、グロース市場指数、マザーズ指数はそろって反発、値上がり銘柄数は192、値下り銘柄数は269、変わらずは36。本日のグロース市場は堅調な展開となった。週明け12日の米株式市場のNYダウは大幅反発。押し目からの買戻しが優勢に。また、NY連銀調査によるインフレ期待が短中期とも低下し、インフレや利上げピーク達成への期待が再燃。終盤にかけて、重要インフレ指標の発表を控えた買戻しも一段と強まり上げ幅を拡大した。ナスダック総合指数も大幅反発、堅調な展開となった米株市場を受けて、本日の東証グロ−ス指数は反発した。マザーズ指数は上昇してスタートした後、朝方に高値をつけて以降はじりじりと上げ幅を縮小した。前場中ごろには前日終値付近まで値を戻しており、その後はプラス圏での推移となったものの上げ幅を広げる動きは限定的だった。一方、グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は上昇スタートも急失速してマイナス圏に転落。その後は再度プラス圏に浮上したものの、前日終値付近でのもみ合い展開となり小幅安で取引を終えた。米国市場で押し目買いが優勢となったことを素直に好感する動きが優勢となった。ただ、本日米国市場で米11月消費者物価指数(CPI)の発表を控えるなか、警戒感も広がり積極的に買い進む動きは限定的となった。値上がり銘柄数よりも値下り銘柄数の方が多かったものの東証マザーズ指数は0.27%高、東証グロース市場Core指数は0.00%安で時価総額上位銘柄が下落に寄与していたことが窺えた。個別では、第1四半期の営業利益が21.8%増となったことが好感されたアクシージア<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0493600?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><4936></a>が13%高で値上がり率トップに、23年10月期の営業損益は黒字転換見通しと示したPOPER<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0513400?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><5134></a>が10%高となった。また、アッヴィ社から1000万ドルのマイルストンを受領したそーせい<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0456500?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><4565></a>が3%高となった。時価総額上位銘柄では、ビジョナル<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0419400?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><4194></a>やフリー<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0447800?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><4478></a>などが堅調に推移、値上がり率上位には、tripla<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0513600?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><5136></a>、DMP<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0365200?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><3652></a>などが顔を出した。一方、連日売り優勢の展開が続いている直近IPO銘柄のウェルプレイドR<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0956500?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><9565></a>が8%安で値下がり率トップに、第三者割当増資で希薄化懸念が広がり前日に続いて売り優勢の展開となったアジャイル<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0657300?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><6573></a>は6%安となった。また、所属する人気ユーチューバーの退所示唆を嫌気する展開が続いたUUUM<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0399000?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><3990></a>が4%安となった。時価総額上位銘柄では、ANYCOLOR<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0503200?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><5032></a>やAppier<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0418000?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><4180></a>が軟調に推移、値下り率上位には、キューブ<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0711200?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><7112></a>、i-plug<a href="https://web.fisco.jp/platform/companies/0417700?fm=mj" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><4177></a>などが顔を出した。東証グロース市場Core指数では、ビジョナル、フリー、そーせいなどが上昇した。


[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]

・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4936|アクシージア | 1571| 182| 13.10|
2| 5136|tripla | 1741| 184| 11.82|
3| 3652|DMP | 2249| 219| 10.79|
4| 5134|POPER | 811| 78| 10.64|
5| 4891|ティムス | 859| 79| 10.13|
6| 4591|リボミック | 215| 18| 9.14|
7| 3936|グローバルW | 258| 21| 8.86|
8| 7694|いつも | 820| 63| 8.32|
9| 2370|MDNT | 79| 6| 8.22|
10| 4575|CANBAS | 1518| 109| 7.74|

・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 9565|ウェルプレイドR | 4500| -410| -8.35|
2| 7112|キューブ | 1343| -93| -6.48|
3| 6573|アジャイル | 278| -19| -6.40|
4| 4177|i−plug | 1291| -81| -5.90|
5| 3907|シリコンスタ | 1386| -86| -5.84|
6| 4393|バンクオブイノベ | 6680| -410| -5.78|
7| 9242|メディア総研 | 1326| -80| -5.69|
8| 2479|ジェイテック | 253| -15| -5.60|
9| 4169|エネチェンジ | 1071| -61| -5.39|
10| 3990|UUUM | 938| -49| -4.96|《TY》

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