ピエト・モンドリアンの作品、75年間逆さまに展示されてきた可能性

2022年11月3日 17:46

オランダの抽象画家ピエト・モンドリアンの作品「ニューヨークシティI」が75年間、気がつかないまま逆さまに展示されてきた可能性が高いらしい。この作品は1941年に制作されたもので、1945年に米ニューヨーク近代美術館(MoMA)に初展示、1980年からは、ドイツ・デュッセルドルフで美術収集品として展示されてきた(BBC)。 ところが、学芸員のズザンネ・マイヤー=ブーシャ氏が長年の間違いに気づいたという。同氏によれば、「格子の線が密になっている部分は、暗い空のように、上にあるべきだ」と指摘、このことを他の学芸員たちに話すとの同意意見が多かったという。 この「ニューヨークシティI」は未完成で署名はないため、正しい向きに気がつかれなかった可能性がある。作品は赤、青、黄色のテープで格子模様が描かれているという構成から、いま作品を正しい向きに変えると作品自体が損傷してしまう恐れがあるという。このため今後も逆さのまま展示される予定だとしている。 

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