携帯キャリア3社、フィルタなしでの技術検証結果を公開
2022年10月27日 18:08
総務省は21日、携帯電話用周波数の再割当て関連のタスクフォースを開催した。再割当てをめぐっては、楽天モバイルと3社との間で意見が割れているが、楽天モバイルから提案のあった他社の影響を軽減して通信品質を保つ「フィルター」は不要と主張することに関して、フィルターの効果を各社が実証実験した結果が発表された(ケータイ Watch)。 詳細に関しては元記事を見ていただきたいが、NTTドコモの検証結果ではフィルターがない場合、妨害波電力が-41dBm以上になるとスループットが低下、フィルターがある場合はスループットは低下しなかったとしている。 KDDIでも全体では、フィルターの効果により妨害波への耐性が2.5~3dB向上。ユーザー全体の影響としては最大で1800万人の通信品質に影響するとしてフィルターの必要性を訴えた。ソフトバンクが900MHz帯で実施した検証でも、フィルターなしの場合にスループットが低下したとして、フィルターの効果はあると主張している。