日経平均VIは低下、株価底堅いとの見方から警戒感が後退

2022年8月16日 13:51

*13:51JST 日経平均VIは低下、株価底堅いとの見方から警戒感が後退
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比-0.56(低下率2.94%)の18.50と低下している。なお、今日ここまでの高値は19.07、安値は18.45。

先週米国で発表された物価指標の改善を受け、市場ではインフレ鎮静化への期待が高まり、市場心理は改善しやすくなっている。こうした中、今日の東京株式市場は売り買いが交錯する形となり、日経225先物は前日終値を挟んだ動きとなっている。市場では、昨日までの2営業日で日経225先物が1070円上昇した後にしては底堅く、また、ここでのもみ合いは適度のスピード調整となるとの見方が多く、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退し、日経VIは概ね昨日の水準を下回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

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