大阪万博、認知度82%も関心度・来場意向は3割 広報にも課題 三菱総研

2022年8月2日 11:29

 7月18日、大阪・関西万博公式キャラクターの愛称が「ミャクミャク」に決定した。最優秀作品受賞者の一人、川勝未悠さんは「今まで『脈々』と受け継がれてきた私たち人間のDNA、知恵と技術、歴史や文化」を表現しているとコメントしている。ネットでもこのネーミングは話題となり、ネーミングから土着信仰も暗示させ「ミャクミャク様」などとも呼ばれ、世界とつながる脈と大阪という地域との両者を連想させるものになっている。万博開催まで1000日となり各種イベントも活発化している。万博開催に関する認知度については8割を超え、国民間に十分浸透していると言えるが、関心度、来場意向度は3割程度と全国レベルではあまり高くなく、さらなる広報の工夫が必要なようだ。

 

 7月12日、三菱総研(三菱総合研究所)が4月に全国の20-60歳代の男女2000名を対象として行った3回目の「2025年大阪・関西万博」についての意識調査の結果レポートを公表している。これによれば、25年万博の認知度は、全国で82.4%となっており、21年4月調査の80.4%、21年10月81.7%から微増ながら増加傾向となっている。エリア別に見ると、京阪神圏の95.3%がやはり最も高く、次いでその他の西日本において85.4%となっており21年4月調査の72.0%から目立って増加している。西日本では一定の盛り上がりを見せているようだ。年代別には、30歳代において、21年4月の72.0%から22年4月の80.4%と大きく上昇している。

 関心度については、全国で30.1%、21年4月の29.5%から大きな変化は見られない。しかし、エリア別に見ると、首都圏で21年4月の23.8%から30.4%と大きく上昇しており、年代別には、やはり30歳代が21年4月29.2%から22年4月34.5%と上昇幅が大きい。来場意向については、全国で29.7%と関心度の30.1%と同程度であった。どんな媒体から知ったか複数回答で答えてもらった結果、「テレビ」が74.1%で最多、次いで「ネット:ニュース記事」が19.7%であったが、20歳代では「テレビ」が62.7%でやはりトップだが、全体では7.2%のみの「SNS・ブログ等」が19.2%と多くなっており、SNS・ブログ等の影響が強いようだ。認知度は十分なものの参加意欲をさらに高める工夫も必要なようだ。総研では「メッセージの発信方法として、主に20歳代に向けて、『インターネット:SNS・ブログ、その他口コミ』を活用した工夫も効果的」だと考えられるとしている。(編集担当:久保田雄城)

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