日経平均VIは低下、株価伸び悩みで警戒感の後退は限定的に

2022年7月5日 13:40

*13:40JST 日経平均VIは低下、株価伸び悩みで警戒感の後退は限定的に
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時40分現在、前日比-0.38(低下率1.65%)の22.61と低下している。なお、今日ここまでの高値は22.96、安値は22.09。

昨日の米株式市場が休場で、今日の東京株式市場はやや手掛かり材料難の状況だったが、そうした中で日経225先物は上昇して取引を開始し、市場では株価が底堅いとの見方が広がり、市場心理がやや好転し、日経VIは小幅に低下して始まった。その後、朝方は堅調だったダウ平均先物や香港ハンセン指数がやや軟調な動きとなったことから、日経225先物が伸び悩み、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは限定的となり、日経VIは低下幅を縮めている。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

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