EVのバッテリー火災に特化した消火システム オーストリアの企業が開発
2021年11月21日 08:01
電気自動車 (EV) のバッテリー火災に特化した消火システムをオーストリアの消防車・消防機器会社 Rosenbauer が開発したそうだ (Ars Technica の記事、 The Next Web の記事、 RideApart の記事、 プレスリリース)。
EV のバッテリーは平たい形でシャーシー底部に格納されるため、従来の水を上からかける方法では効率よく消火できない。4 月に米テキサス州で発生した Tesla Model S の事故では通常なら消防署が 1 か月の消火活動で使用する量に相当する 30,000 ガロン (約 114 m3) の水を使用したという。
Rosenbauer が開発した消火システムは消火ユニットとコントロールユニットで構成される。消火ユニットはバッテリーパックに突き刺すことの可能なノズルを備えており、安全な距離から対象車両の下に送り込んでノズルを貫通させたら水を直接バッテリー内部に送り込んで冷却できる。
事故後の自動車が普通に四輪で接地しているとは限らないが、ひっくり返ったような状態でも問題なく使用できるそうだ。同社が昨年実施した実験では、4 月の Model S 事故よりも 2 桁少ない 260 ~ 1,000 ガロン (約 1 ~ 4 m3) の水で安全な温度まで冷却できたとのことだ。
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