食塩水接種で証明書入手試みた反ワクチン派、賄賂取られて本物も打たれる ギリシャ

2021年11月12日 08:27

ギリシャでワクチン反対派がやらかした行為が話題となっている。このワクチン反対派は、医師に400ユーロ相当の賄賂を支払い、ワクチンの代わりに生理食塩水を注射してもらい、接種証明書をもらおうと試みた。医師らはこの賄賂を受け取ったものの、一部の医師は後々のトラブルを避けるためか、希望された生理食塩水の代わりに本物のワクチンを打ってしまったそうだ。当然ながら本物の医療行為であるため、反対派が法的手段に出ることは難しいとのこと(Keep Talking GreeceらばQSputnik)。 なお、現地のtovima紙によると、ギリシャで2000カ所ある予防接種センターのうち、100〜200か所の予防接種センターおよび200〜300人の医師や看護師が、このような偽の予防接種や予防接種データの改ざんに関与しているとのこと。この結果、10万人以上が不正な方法で偽の予防接種証明書を入手したと推定されているとのこと。こうした状況に国民からは政府に対して非難の声や報告が相次いでいるとしている。 

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