文学賞受賞の女性作家、授賞式で男性3名による架空の人物と判明 スペイン
2021年10月22日 08:25
スペイン語の文学賞である「プラネータ賞」の2021年における受賞作は「野獣(原題:The Beast)」という作品だった。この作品は「カルメン・モラ」という名前の女性が作者で、この女性はスリラー作家として高い評価を受けていたそうだ。ところが15日、授賞式の当日、その場に現れたのは3人の男性だった。カルメン・モラという名前は、テレビ脚本家であるアグスティン・マルティネス氏、ホルヘ・ディアス氏、アントニオ・メルセロ氏の3人によるペンネームであったという。このため授賞式に居合わせたスペインのフェリペ国王などの出席者を驚かせる結果となった(クーリエ・ジャポン、CNN)。 ただ一部からは批判も出ているようだ。モラはマドリードで夫と子どもたちと暮らす大学教授ということになっており、地元メディアのインタビューなども受けていたという。このことからフェミニスト活動家のベアトリス・ヒメノ氏は、彼らは偽の名前やプロフィールを用意し、読者やジャーナリストを取り込んできた「詐欺」だと非難しているそうだ。