ユーロ週間見通し:もみ合いか、米量的緩和策縮小の思惑残る

2021年9月11日 14:33


*14:33JST ユーロ週間見通し:もみ合いか、米量的緩和策縮小の思惑残る
■弱含み、ECBによる量的緩和策は長期継続との見方

今週のユーロ・ドルは弱含み。量的緩和策の長期継続の思惑が広がったことから、ユーロ買いは縮小した。欧州中央銀行(ECB)は9月9日開催の理事会で、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の債券購入ペースを10−12月期に減速することを決定した。ただ、ラガルドECB総裁は記者会見で「景気支援の段階的な縮小を意図していない」との見方を伝えた。米国のインフレ率は予想を上回っていることもユーロ売り材料となった。取引レンジ:1.1802ドル-1.1886ドル。

■もみ合いか、米インフレ関連指標が手掛かり材料に

来週のユーロ・ドルは、もみ合いか。欧州中央銀行(ECB)理事会でパンデミック特別購入プログラム(PEPP)の縮小が議論されたが、量的緩和策の大幅な縮小は想定されていないこと、緩和策の長期継続が予想されていることから、ユーロ買い・米ドル売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。米国のインフレ率は予想を上回っていることも引き続き材料視されそうだ。

予想レンジ:1.1700ドル−1.1900ドル

■弱含み、ECB量的緩和策は長期継続の可能性

今週のユーロ・円は弱含み。欧州中央銀行(ECB)による量的緩和策は多少縮小されるものの、一定規模の緩和策は長期間維持されるとの見方が強まり、リスク選好的なユーロ買いは縮小した。米国のインフレ関連指標が市場予想を上回り、ユーロ売り・米ドル買いが活発となったこともユーロ・円相場に影響を与えたようだ。取引レンジ:129円67銭−130円70銭。

■もみ合いか、米量的緩和策縮小の思惑残る

来週のユーロ・円は、もみ合いか。欧州中央銀行(ECB)はパンデミック特別購入プログラム(PEPP)の縮小を決めたが、微調整にとどまっている。米量的緩和策の年内縮小の可能性は残されており、新たなユーロ買い材料が提供されない場合、ユーロ・円は主に129円台後半でもみ合う状態が続くとみられる。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・15日:7月鉱工業生産(6月:前月比-0.3%)

予想レンジ:128円80銭−130円80銭《FA》

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