充電中のEV数百台が大規模火災に 中国・成都で

2021年6月25日 18:17

中国四川省成都で、電気自動車200~300台が燃えるという大規模な火災が発生したと報じられている。詳細はタレコミにあるとおりだが、電気自動車の充電施設はビルの地下などに設置されることが多く、車両も同様にまとまって駐車されている。このため一度火災が発生すると、ビル全体に被害が及ぶ上、バッテリー方式であることから消火にも苦戦する模様。なおタレコミとは別の網易網記事では火災の動画も一部掲載されている(網易網その2[動画あり])。 masakun 曰く、 6月23日午前3時半頃、中国四川省成都市で充電中の電気自動車が突然燃え上がった。警備員と住民が消火にかけつけるもうまくいかず、火災は隣の電気自動車に燃え広がり、通報を受けて消防も駆け付けたが、30分のうちにカーポート内の約300台の電気自動車が燃え尽きたという。さらにカーポートに隣接した建物の外壁も黒焦げで、火力の強さを物語っていた。この火災でけが人はいなかった(網易網の記事)。 今回の火災現場のようにたくさんの電気自動車が集中管理されていると、バッテリーの劣化等で大規模な火災につながりやすいが、中国の一部の高層地域では車両の充電スペースが地下にあり、ひとたび火災が発生すると高層建築物の安全性にも悪影響を及ぼしかねない。

関連記事

最新記事