ハイパーカミオカンデが着工 実験開始は2027年を予定

2021年6月1日 18:13

ハイパーカミオカンデの着工記念式典が5月28日、建設予定地である岐阜県飛騨市神岡町で行われた。コロナ禍の影響もあって、式典もオンライン参加となった関係者や来賓がいたようだ。ハイパーカミオカンデもスーパーカミオカンデに引き続きニュートリノを捉えて宇宙の成り立ちの解明を目指す(ハイパーカミオカンデ公式東京大学リリース産経新聞岐阜新聞)。 神岡町の山中の地下650メートルに建設され、本体は直径68メートル、高さ71メートルの巨大な水槽で構成される。現行のスーパーカミオカンデの約8倍の有効質量を持つとされる。その中に光センサーが4万個並べられ、ニュートリノが水の分子と衝突したときに生じる「チェレンコフ光」を捉える。ハイパーカミオカンデでは、スーパーカミオカンデでは100年必要なデータの取得を約10年で取得できるのだそうだ。実験開始は2027年を計画しているとのこと。 あるAnonymous Coward 曰く、 カミオカンデ、スーパーカミオカンデに続くのがハイパーカミオカンデということで、順調にSPARCの法則に沿っている。 次があるとすれば、ウルトラカミオカンデなのは確実だと思われる。

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