JASRAC、ブロックチェーン技術使用した楽曲管理システムの実証実験

2021年5月26日 18:08

JASRACが24日、ブロックチェーン技術を使用した楽曲管理の実証実験をしていたことを発表した。ブロックチェーン技術を用いた存在証明機能付きの楽曲情報管理ツールを試作し、JASRAC内外の合計31名のクリエイターが参加してレビューを行ったという(JASRACAV WatchITmedia)。 この楽曲情報管理ツールでは、楽曲の無断利用やなりすましなどに対抗できるよう、音楽とメタデータを一元管理できる仕組みのほか、第三者が改ざん不可能な方式で楽曲の著作者情報を記録する仕組みなどを用意する。また既存の著作権管理システムによる管理委託契約・楽曲登録が複雑であることから、さまざまなビジネスパートナーとのデータ連携や各種申請・登録や契約を定型化や簡素化、電子化を行うとしている。 実証実験は2020年12月から2021年2月までの期間に行われた。参加クリエイターからは試作版の問題点などの指摘を受けたとしている。レビューに出た意見や課題を踏まて2022年の実用化を目指すとのこと。 

関連記事

最新記事