逆立ちして歩くウサギの遺伝的要因が解明される
2021年4月2日 08:55
「sauteur d’Alfort」という品種のウサギは、素早く移動するときにジャンプするのではなく、後ろ足を垂直に上げで逆立ちのようになって歩くことで知られている[動画]。スウェーデンのウプサラ大学とポルトガルのポルト大学は、逆立ちで歩く原因は、四肢の動きに関連するある遺伝子に欠陥があるため起きている可能性があるとする研究を発表した(PLOS Genetics、Science、Science News、ナゾロジー)。 sauteur d’Alfortをジャンプできる別種のメスのウサギと交配させ、ジャンプのできる個体とできない個体を生み出し、それぞれを遺伝子解析して比較した。その結果、ジャンプのできない個体には「RORB」という遺伝子の変異が見られ、欠陥を起こしていることが特定されたとしている。