有名廃墟、旧摩耶観光ホテルが国の登録有形文化財に
2021年3月23日 16:33
廃墟ファンにはおなじみの廃墟の女王「旧摩耶観光ホテル」が登録有形文化財に登録されるそうだ。文化審議会が3月19日に開催された分科会の審議で決定したという。このホテルは1930年ごろに民間会社の福利厚生施設として作られたアールデコ調の建築物で、神戸市の摩耶山の中腹に建てられている。地下2階、地上2階建ての鉄筋コンクリート造り。戦後はホテルや合宿施設として利用されていたが、93年ごろに閉鎖されたという。現在はNPOや地元の団体などによって維持されているようだ。文化審議会は同日、このほかにも新たに132件の建造物を登録することを文部科学大臣に答申したとしている(文化庁、NHK、朝日新聞)。