NY株式:NYダウ64ドル高、追加経済対策やワクチン普及への期待続く

2021年2月17日 07:00


*07:00JST NY株式:NYダウ64ドル高、追加経済対策やワクチン普及への期待続く
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は64.35ドル高の31522.75ドル、ナスダックは47.97ポイント安の14047.50で取引を終了した。国内の新型コロナウイルス感染件数が減少したほかワクチン普及への期待で寄り付き後、上昇した。追加経済対策の実現に向けた手続きが進展するとの見方も後押しし、堅調に推移したが、長期金利の上昇が警戒され高値付近からは利益確定の売りに上値は抑制された。ナスダック指数は終日軟調に推移。セクター別ではエネルギーや銀行が上昇した一方、自動車・自動車部品、ヘルスケアが下げた。

経済活動再開への期待が強まり、クルーズ船運営のカーニバル(CCL)やロイヤル・カリビアン(RCL)など新型コロナの打撃が大きかった銘柄が上昇。銀行のJPモルガン(JPM)や金融のゴールドマン・サックス(GS)などは長期金利の上昇が業績拡大に繋がるとの期待に上昇した。石油会社のエクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)は原油高を好感しそれぞれ上昇。一方で、ヘルスケアのCVS(DVX)は決算で売上高・純利益ともにアナリスト予想を上回ったが、2021年の業績見通しが警戒され下落した。ビッグデータ分析のパランティア・テクノロジーズ(PLTR)は2021年の業績見通しが予想を下回ったほかロックアップ機関終了で、大幅に下落した。

NY原油先物は、1年ぶりに1バレル60ドル台を回復。寒波の影響で需要が急増した。

Horiko Capital Management LLC《FA》

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