【株式市場】日経平均は後場一時プラス転換するが個別物色の色彩濃く大引けは軟調で反落

2020年12月10日 16:20

◆日経平均は2万6756円24銭(61円70銭安)、TOPIXは1776.21ポイント(3.21ポイント安)、出来高概算(東証1部)は11億821万株

 12月10日(木)後場の東京株式市場は、ハウス食品G本社<2810>(東1)などが水準を上げて始まり、13時過ぎからはソフトバンクG<9984>(東1)が米国で上場した出資先企業に関する報道などを受け一段高。日経平均はソフトバンクGに連動するように上げ、14時前には34円83銭高(2万6852円77銭)まで上げる場面があったが、大引けは軟調で前日比反落となった。

 後場は、シルバーライフ<9262>(東1)が第1四半期決算を映して一段高となり、ダイヤモンドエレクトリックHD<6699>(東1)は高密度電力の車載充電器の開発などへの期待・評価が再燃とされ一段高。加地テック<6391>(東2)は水素圧縮機や燃料電池圧電技術などが注目され一段高。フロンティアインター<7050>(東マ)は未定だった上期業績予想の開示が好感されて一段高。ソレイジア・ファーマ<4597>(東マ)は「SP-05」の進行大腸がん(結腸直腸がん)患者を対象にした第3相臨床試験に関する発表が注目され一段高。オーネックス<5987>(JQS)は秋田県沖などでの洋上風力開発を受け発電プロペラ部品加工が注目され再び急伸。

 東証1部の出来高概算は11億821万株(前引けは5億4130万株)、売買代金は2兆7270億円(同1兆1594億円)。1部上場2179銘柄のうち、値上がり銘柄数は739(前引けは878)銘柄、値下がり銘柄数は1339(同1167)銘柄。

 また、東証33業種別指数は13業種(前引けは18業種)が値上がりし、値上がり率上位は、情報/通信、水産/農林、石油/石炭、電力ガス、鉱業、輸送用機器、小売り、卸売り、証券/商品先物、食料品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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