防衛省、極超音速ミサイル対策のため新しい観測手法を検討

2020年11月4日 18:13

中国やロシア、そして北朝鮮はそれぞれ、低高度を高速で滑空する極超音速ミサイルなどの開発を進めている(NHK東京新聞NHKその2)。このため防衛省は、こうした最新鋭ミサイルに対応するための方策を検証している。 低高度の飛行物体は、地球が丸いことから地上からのレーダー観測では探知の範囲が限定されることが知られている。そこで米国などでは1000基以上の人工衛星を用いた監視網の構築を計画している。日本でも米国の事業への参画を計画しているほか、少数の衛星で観測できる「リム観測」と呼ばれる方法も検討している。通常の人工衛星での監視は真下に観測するが、地平線を見渡すような角度で観測することで、観測範囲を広げるという手法。もともと地球の大気の縁(リム)を観測するときなどに使われている手法の応用のようだ(JAXA)。 

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