NASA、火星探査車Perseveranceの打上げに成功
2020年8月1日 19:21
NASAとUnited Launch Alliance(ULA)は7月30日、火星探査機「Perseverance」を載せて火星へ向かう宇宙機「Mars 2020」の打ち上げミッションをケープカナベラル空軍基地LC41で実施した(NASAのブログ記事[1]、[2]、[3]、JPL Newsの記事、動画)。
ULAの Atlas V 541ロケットによる打上げが行われたのは日本時間20時50分。約1時間後にMars 2020はAtlas Vロケットから分離し、さらに約27分後にはMars 2020が送信したテレメトリーデータを地上で受信することに成功し、確実に火星へ向かっていることが確認された。その後、宇宙機の一部で予期したよりも若干温度が低いことが判明し、必要最低限のシステムだけ残して電源を切るセーフモードに入っていたが、現在はセーフモードも解除されてチームは惑星間の旅に集中できるようになったとのこと。
Mars 2020は今後7か月間かけて火星へ向かい、2021年2月18日にジェゼロクレーターに着陸する予定だ。Mars 2020ミッションは火星探査初の往復ミッションであり、Perseveranceはジェゼロクレーターで探査を行いつつ岩石や塵のサンプルを収集し、最終的に地球へ持ち帰ることを目指す。
Perseveranceには火星で初の動力飛行デモを計画しているヘリコプター「Ingenuity」が搭載されているほか、さまざまな機材が搭載されている。また、5種類の宇宙服素材とヘルメットに使用するポリカーボネート素材のサンプルも送られ、スペクトロメーター「SHERLOC (Scanning Habitable Environments with Raman & Luminescence for Organics & Chemicals)」により宇宙線の影響を調査するとのこと。
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