新興市場銘柄ダイジェスト:大塚家具は急伸、アマガサがストップ高比例配分

2020年6月25日 16:31


*16:31JST 新興市場銘柄ダイジェスト:大塚家具は急伸、アマガサがストップ高比例配分
<7689> コパ・コーポレーション 5230 -
公開価格(2000円)の2.3倍となる4530円で初値を付けた。24日に上場したが、買い注文が殺到して取引が成立しなかった。実演販売を利用した商品卸売などを手掛ける。21年3月期の営業利益予想は前期比17.9%減の7.08億円。インターネット通販が好調な一方、新型コロナウイルスの影響が20年9月まで及ぶと想定し、ベンダー販売などの減少を見込む。また、人件費の増加などで販管費が膨らむ見通し。

<4592> サンバイオ 1841 +78
大幅反発。再生細胞薬「SB623」が外傷性脳損傷での後遺症改善を効能として「希少疾病用再生医療等製品」に指定されたと発表している。指定されると助成金の交付や税額控除に加え、厚生労働省や医薬品医療機器総合機構などによる指導・助言、優先審査を受けられる。サンバイオは慢性期外傷性脳損傷を適応疾患とし、SB623の21年1月期中の国内承認申請に向け準備を進めている。

<7722> 国際計測 762 -63
急落。21年3月期の営業利益予想を前期比2.0%減の20.00億円と発表している。主力のタイヤ関連試験機や電気サーボモータ式振動試験機の研究開発を推進するが、売上高が前期(22.3%増)に比べ、3.1%減と伸びが一服することから減益となる見通し。併せて発表した20年3月期の営業利益は219.9%増の20.41億円で着地、国内向け電気サーボモータ式振動試験機の出荷・検収が伸長したことが寄与した。

<8186> 大塚家具 194 +22
急伸。ヤマダ電機<9831>の三嶋恒夫社長が7月30日付で代表権を持つ会長に就任する人事を発表している。ヤマダ電機からは三嶋氏のほか、3人が新任取締役として送り込まれる。大塚久美子社長は留任する。役員人事に伴い、定款を一部変更して取締役人数の上限を7人から9人に拡大する。今回の人事でヤマダ電機との提携関係が強化され、業績改善につながるとの期待が先行しているもよう。

<3070> アマガサ 398 +80
ストップ高比例配分。株主優待制度の拡充を発表。従来の自社運営ECサイトに掲載した商品からの選択に加え、株主限定のオリジナルトートバックを贈呈するとともにECサイト掲載商品から秋冬物の新作商品を優先的に予約できるようにする。トートバック贈呈は20年7月末の限定で、同月1日からのプラスチック製買物袋の有料化を踏まえ、エコバックとして活用してもらうことを想定。

<6027> 弁護士コム 11120 +50
上場来高値。カナミックネットワーク<3939>が弁護士ドットコムと業務提携したと発表している。弁護士ドットコムが運営するクラウド契約サービス「クラウドサイン」とカナミックネットワークが提供するICTソリューションをシステム連携させて販売する。医療・看護・介護・保育等事業者の契約書締結作業の効率化とテレワークの推進が目的で、クラウドサインを導入する企業が増えるとの期待から買いが続いているようだ。《ST》

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