コンピューターマネージメントは上値試す

2020年6月18日 08:18

 コンピューターマネージメント<4491>(JQ)は独立系のITトータルソリューションプロバイダーである。21年3月期予想は新型コロナウイルスの影響を考慮して減益予想としている。中期的に収益拡大を期待したい。株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階でモミ合う形だが、自律調整を交えながら上値を試す可能性がありそうだ。

■独立系のITトータルソリューションプロバイダー

 20年3月東証JASDAQに新規上場した。独立系のITトータルソリューションプロバイダーとして、顧客のシステム課題を解決するITシステムソリューションを提供している。

 事業領域区分は、システム受託開発・運用・保守などのゼネラルソリューションサービス、ハードウェア導入などのインフラソリューションサービス、SAP製品を中心とするERPソリューションサービスとしている。

■21年3月期減益予想

 21年3月期連結業績予想は、売上高が20年3月期比3.8%増の63億79百万円、営業利益が20.1%減の2億61百万円、経常利益が19.9%減の2億65百万円、純利益が15.4%減の1億83百万円としている。

 顧客のIT投資抑制など新型コロナウイルスの影響が秋口まで続くと想定し、人件費の増加なども影響して減益予想としている。中期的に収益拡大を期待したい。

■株価は上値試す

 株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階でモミ合う形だが、自律調整を交えながら上値を試す可能性がありそうだ。6月17日の終値は3300円、時価総額は約33億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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