概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日ぶり反発、原油高や欧州市場の上昇で

2020年5月26日 10:33


*10:33JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日ぶり反発、原油高や欧州市場の上昇で
【ブラジル】ボベスパ指数 85663.48 +4.25%
25日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比3490.27ポイント高(+4.25%)の85663.48で取引を終了した。82193.3から85875.6まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。海外市場の上昇が好感され、ブラジル株への買いも広がった。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かり。国内では、経済指標の改善が好感された。5月のFGV消費者信頼感指数は62.1となり、前月の58.2を上回った。

【ロシア】MICEX指数 2757.93 +1.79%
25日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比48.55ポイント高(+1.79%)の2757.93で取引を終了した。2718.72から2757.93まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格が約2カ月ぶりの高値水準まで戻していることが支援材料となり、資源の一角に買いが広がった。また、欧州市場の上昇も買い安心感を与えた。国内では、ロシア中央銀行による利下げの示唆が引き続き好感された。

【インド】
休場

【中国本土】上海総合指数 2817.97 +0.15%
週明け25日の上海総合指数は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比4.20ポイント高(+0.15%)の2817.97ポイントと4日ぶりに反発した。

中国の政策に期待感が先行する流れ。全国人民代表委員会(全人代、国会に相当)の開幕初日(22日)には、一連の経済政策が公表された。具体的な政策の動きは、これから徐々に出てくるとみられている。景気持ち直しの期待も高まった。新型コロナウイルス流行で停滞していた経済活動は、中国各地で回復が本格化している。中国首都の北京市では24日、新型肺炎の流行中心地、湖北省武漢市に向けて旅客機が飛び立った。ただ、指数は前営業日終値を挟み一進一退するなど、全体としては方向感を欠く展開となった。《NH》

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