白紙と思われていた死海文書の断片に肉眼では見えない文字

2020年5月26日 08:27

 Anonymous Coward曰く、

 英マンチェスター大学が所蔵する「死海文書」の断片に、肉眼では見えない文章が書かれていることが分かったそうだ(CNN.co.jp)。

 死海文書を巡っては最近聖書博物館が所蔵していたものが偽物だったことが判明する事件もあったが(過去記事)、今回の断片は死海文書が初めて発見された際に発掘された本物。

 これらマンチェスター大学所蔵の死海文書51点には何も書かれていないとみられていた。しかし特殊なカメラを利用した調査の結果、うち4点にヘブライ語やアラム語の判読可能な文章が含まれていることが判明したという。

 最も内容が充実した断片には15~16文字からなる文章が4行書かれていた形跡がある。保存状況は部分的だが、「Shabbat(安息日)」の単語を明確に読み取ることができ、これは「エゼキエル書」46章1〜3節に関連した文章の可能性があるようだ。

関連記事

最新記事