東京金概況:下落、リスクセンチメントは悪化せず

2020年5月21日 16:11


*16:11JST 東京金概況:下落、リスクセンチメントは悪化せず
TOCOM金 21年4月限・日中取引終値:6019円(前日日中取引終値↓43円)

・推移レンジ:高値6061円-安値6018円

21日の東京商品取引所(TOCOM)金先物(期先:21年4月限)は下落した。この日の東京市場は、大幅高になった米株市場の流れを引き継ぎ上昇する場面があったが、トランプ米大統領が中国に対して否定的な発言を繰り返していることが投資心理を悪化させ、日中取引では前日終値を挟んだ水準でもみ合い展開となり、結局、小幅安で取引を終了した。明日に日銀の臨時金融政策決定会合が控えており、追加金融緩和の期待感も高いことからリスクセンチメントは悪化せず、資金逃避先である金に対する物色意欲が盛り上がりに欠けたことが、東京金先物の下落要因になったようだ。《FA》

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