NTT東西の10Gbps光回線「フレッツ 光クロス」、10G-EPON採用

2020年3月18日 07:32

 Anonymous Coward曰く、

 NTT東日本およびNTT西日本は4月1日より最大10Gbpsの光回線を提供する「フレッツ 光クロス」の提供を開始するが(過去記事)、INTERNET Watchの記事では使用される規格や工事に関する情報も公開されている。

 最大10Gbpsと宣伝しているFTTHサービスでも、10Gbpsは下りだけで上りは1Gbpsというものもあるが、フレッツ 光クロスでは下り/上りとも10Gbpsの提供が可能な10G-EPONを採用する。ただし、以前のストーリーのコメントにもある通り、オーバーヘッドのためスループットは10数%ほど低下し、実効スループットは8.5Gbps程度を見込んでいるようだ。

 提供開始が遅れるPPPoE方式は、既報の通りISPから利用要望もあり縮小予定はないという(INTERNET Watchの別記事)。

 また、サービス発表時に「ひかり電話」が非対応であると発表されたため、不満の声や固定電話サービス自体の将来を危ぶむ声もあったが、将来的には対応する予定だ。開通工事は、当初は電柱などからの引き込みを含め回線を全て作り直す方法で行う。当初はということなので、規格上は多重化できると思われるが、詳細については書かれていない。

 記事ではほかにもONUとレンタルルーターの写真、なぜ10Gbpsサービスとしては他社より遅いこの時期のサービス提供開始となったのかや、読者に向けたメッセージなども掲載されている。

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