フィードフォースは上値試す

2020年1月20日 09:37

 フィードフォース<7068>(東マ)はデータフィードを活用して、企業のデジタルマーケティングを支援する事業を展開している。20年5月期は第3四半期から連結決算に移行するが、連結子会社が業績に与える影響を精査中(個別業績はサービス利用案件が増加して大幅増収増益予想)としている。収益拡大を期待したい。株価は急伸してIPO時の上場来高値に接近している。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■企業のデジタルマーケティング支援を展開

 19年7月東証マザーズに新規上場した。データフィード(インターネット上で、送信元の広告主等から商品データなどの更新を、受信先である広告媒体等へ定期的に送信する仕組み)を活用して、企業のデジタルマーケティングを支援する事業を展開している。

 事業区分は、データフィード構築や広告配信受託などデータフィードマネジメントのアウトソーシングサービスを提供するプロフェッショナルサービス事業、およびデータフィード統合管理ツールや自動広告出稿ツールを提供するSaaS事業としている。

■20年5月期大幅増収増益予想

 20年5月期非連結業績予想は、売上高が19年5月期比41.3%増の9億89百万円、営業利益が5.1倍の2億35百万円、経常利益が6.7倍の2億32百万円、純利益が3.7倍の1億61百万円としている。第2四半期累計は売上高が4億44百万円、営業利益が77百万円だった。

 なおインターネット広告運用代行事業のアナグラムを子会社化(20年1月24日予定)して、第3四半期から連結決算に移行するが、連結子会社が業績に与える影響を精査中としている。収益拡大を期待したい。

■株価は上値試す

 株価は急伸してIPO時の上場来高値に接近している。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。1月17日の終値は2948円、時価総額は約165億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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